人を老化させる8つの原因
老化制御の最先端の研究は、人がなぜ老化するかをほぼ解明しました。それによると人が老化する原因は8つあります。
①カロリーの過剰摂取(食べ過ぎ)とカロリー不足
②偏食(栄養のアンバランス)
③心のもち方(心のコントロールの不調和)
④不規則な生活(生体リズムの乱れ)
⑤公害、化学物質(生体異物)
⑥体内の変調(内的環境の乱れ)
⑦環境の不備(外的環境の乱れ)
⑧運動不足と運動過剰
との8つの原因を改めれば、病的老化でなく生物学的老化の道を歩むことができます。
また、もう一つ老化原因で重要な発見があります。それは老化とは体をサビつかせることで、サビつかせているのは、私たちが生きていくのに欠かせない酸素だということです。酸素がなければ地球上のほとんどの生物が生きていけませんが、その酸素が一方で体を中からサビつかせているのです。
体内でエネルギーを得るために必要な酸素が、ある条件が穂うと本来の目的以外に使われることが品近の研究ではっきりしたのです。呼吸で体の中にとり入れた酸素は、ふつう役目を終えると炭酸ガスと水になって体外へ排出されますが、前述の、人を老化させる八つの原因がおきると、使用ずみ酸素の体外排出がうまくいかず酸素が残ってしまいます。
この酸素がちょうど空気中で鉄をサビさせるように、体のあちこちをサビさせる。サビがきた機械や道具が使えなくなるように、人の体もだんだん傷んで使いものにならなくなってくる。老化とはその過程だという説が、いま全世界的に認められつつあります。この説をフリーラジカル説といいますが、この観点に立って考えると、老化の謎がどんどん解けていくので、たぶんまちがいないだろうといわれています(フリーラジヵル説は米国ネブラスカ大学教授D・ハーマン博士の唱えた老化原因説。加齢とともにフリーラジカルが増加し細胞膜や遺伝子を損傷し、これが引き金になって老化を促進するというもの)。
pp.24-25.