「年甲斐もない」がいい
女性は生理がなくなると「女じゃなくなった」と寂しい思いをする人と「妊娠の心配がなくなった」とよろこぶ二手に分かれるようです。以前は「女でなくなる」と思う人が圧倒的に多かったのですが、最近は「よかった派」の女性が急増しています。
「年をとったらセックスは毒である」こういう考え方もありますが、最近の研究では逆のことがいわれています。かえって精神的なハリが出てボケを防ぎ、若返りに必要なホルモンの分泌がさかんになって老化防止に役立つのです。性的な関心を失うとかえって老化を早めます。
そうならないためには、更年期にさしかかるころから、心がまえを改め自分の女としての魅力を持続しなければなりません。いくらこちらに関心があっても、異性を引きつけるだけの魅力がなければ、誰もふり向いてくれません。
私は老化制御の研究をしている関係で、数多くの中高年女性とおつきあいする機会がありますが、年齢に比べて若く魅力的な女性には、一つの共通した特長が見られます。それはいつもハッラッと前向きであることと、もう一つはおしゃれであることです。
そういう女性は「いい年をして」といわれながらも、おしゃれしない人よりはやっぱり魅力的だから、異性と接触する機会も自然に多くなります。異性と接していれば、気持ちにもハリが出て、ますます魅力的に見せようという気になる。この気持ちが女性を内面から美しくするのです。
女にとって更年期の乗り切り方が大切なのは、生理がなくなって「よかった派」と「女でなくなる派」の分かれ道だからです。ここで「女でなくなる派」になってしまったら、第二の青春は色槌せたものになってしまいます。
pp.45-46.