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老化は自己暗示

「人間はだんだん年をとっていくものだと始終考えていることほど、人間を迅速に老いさせるものはない」(リヒテンブルク)

人が老いるのは避けられないことですが、若いときには見掛けの年齢差があまりないのに四十代、五十代にもなると、まるで三十代のような若さを保つ人と、六十代ではないかと思えるほど老けた人に分かれてきます。

この責任はどこにあるのでしょうか。私は老けてしまう人には「自老さん」と「他老さん」がいると思うのです。自老さんというのは「自分で年をとった」と思うことで、自らそうなっていく人、他老さんは「あなた老けたわね」といわれて、みずからもそれを認めてしまう人です。

自老さん、他老さんにならないためには、旺盛な好奇心をもち、いつも元気ハッラッと生きることです。私は断言してもいいですが、いま高齢でユニークな活躍をされている人たちの中で、好奇心のうすい人はまずいません。何に対してでも「なになに」「ヘェー」「なぜだろう?」と首を突っ込む精神をもっています。

科学は好奇心から出発し、ここまで発展してきました。老化制御という学問は「人間はなぜ老いるのだろうか」「人間の最大寿命はいくつなのだろうか」という疑問からスタートしましたが、その根底にあるのは好奇心です。

好奇心のよいところは、それが前向きであることです。積極的であることです。後ろ向きの好奇心というものはありません。あるのは疑問を解きたいというチャレンジ精神です。先輩から「あなた老けたわね」といわれたら、ガッカリするのではなく「よし、それならどこまで若くなれるか試してみよう」という精神です。そういう気持ちをもつかぎり、自老さんにも他老さんにも無縁です。

もし年をとることについて思い悩んでいるなら、自分が自老さんや他老さんとつきあっていないか考えてみてください。もしつきあっているようならすぐに縁切りをしましょう。女性はどんな場合でも、自分に自信がなくなったときから老いてくるのです。

pp.46-48.